『iPhone 6/iPhone 6 Plus』はキャリアの補償とApple Care+どっちが賢い?

iPhone 6/6 Plusには、補償が2種類あり、Appleが提供している純正のiPhone補償サービスである「AppleCare+」とdocomo/au/softbankが提供している補償サービスがあります。

iPhone購入時には詳しい説明がなく分かりにくいので、今回は、iPhone 6/6 Plusの各補償サービスをまとめてみました!iPhone購入時の参考にどうぞ。

iPhoneの修理参考価格を覚えておく

iPhoneには、標準で1年間のメーカー補償がついており、補償対象外の修理(水没・画面割れ・改造)は有償になりますが、補償対象内なら無償でサポートが受けられます。

◆iPhone修理参考価格

 画面損傷
その他 
iPhone 6
1万1800円
3万1800円
iPhone 6 Plus
1万3800円
3万5800円
iPhone 5s/5c/5
1万3800円
2万8800円
※バッテリー交換は一律8400円となっています。

Appleの保証サービス”AppleCare+”

Appleが提供する純正補償サービス。Apple Storeと各キャリアで加入することができますが、加入できるのはiPhone購入から30日以内となっています。

「AppleCare+」に加入すると、補償期間と電話サポートが2年に延長され、過失や事故に対する有償サービスでも一律7800円(税込、2年間で最大2回)で利用可能

エクスプレス交換サービス(配達で交換機のiPhoneが送られてくる)が無料で利用できるのもポイントです。

「AppleCare+」では、盗難・紛失に対する補償がないので要注意。

「AppleCare+」での補償期間は購入から2年間までとなっており、それ以降iPhoneを使う場合は補償対象外となる点も注意したいところ。

合計価格はキャリアにより若干の差があるものの、ほぼ、2年/9400円(税込)で統一されています。

docomoのケータイ補償サービス for iPhone&iPad

ドコモが提供する、iPhone/iPad向けの補償サービス。こちらは月額600円(5cのみ月額500円)となっており、加入している限り永遠に保証を受けることができます

ただし、加入にはドコモプレミアム会員である事と、購入から14日以内であることが条件。

保証対象は水没・全損・故障・盗難・紛失となっており、一律7500円(1年間で最大2回)で利用できます。

Appleの「エクスプレス交換サービス」と同様のサービスも用意されており、こちらはAppleよりも早く届き、休日を挟んでも利用できるのが特徴です。

auの紛失補償オプション/auスマートパス

◆auスマートパス
auが提供している他とは若干異なる補償サービス。

こちらは、「AppleCare+」の利用を想定したサービスとなっており、「auスマートパス」に加入していれば、iPhoneの修理代金が最大7800円(2年間で最大2回)まで補償されます。

必ずしもAppleCare+と同時に加入する必要はなく、例えばiPhone 6の画面修理(税込12744円)の場合、紛失保障オプションの7800円の補償を差し引いた、4944円の支払いで済むといった利用方法になります。

こちらも加入している限り、永遠に利用可能。

◆紛失保障オプション
AppleCare+で対応できない紛失や盗難を考えた場合、「紛失補償オプション」の利用となります。こちらは、「AppleCare+」との同時加入が必須で、加入から2年間の保証となるので要注意。

月額は初回323円(以降552円)となっており、AppleCare+も含めた価格となっています。「紛失保障オプション」に加入していると、iPhoneの紛失または盗難にあった場合、新しくiPhoneを購入する際に、2万3148円(3年以上auを利用しているユーザーは2万7778円)の保障が受けられます。

「紛失補償オプション」を利用してiPhoneを再購入した場合、紛失機の月々割が適用されなくなり、新しい端末の実質負担額が思いのほか高くなってしまうので、紛失したiPhoneの利用期間によって、自己負担の金額が上下することも覚えておきましょう。

auの場合、ドコモのような交換対応サービスが無い点にも注意したいところ。

SoftBankの”あんしん保障パック(i)”

ソフトバンクが提供している補償サービス。

月額500円(6か月おきに1回まで)で利用することができ、iPhone購入時に加入した場合は1か月間無料になります。

故障・破損・水没・電池消耗などに対して、Appleの正規修理などの補償サービスを利用すると、機種ごとに一定の補償が受けられるとサービスとなっており、こちらも加入さえしていればいつまでも利用可能。

補償額は端末により異なり、iPhone6は87%、iPhone 6 Plusは90%、iPhone  5s/5cは85%、iPhone5以前の端末は90%の金額が補償されます。

利用例をみてみると、「AppleCare+」に加入しておらず、iPhone 6の画面損傷修理(1万1800円)の場合、87%の補償額(1万266円)を差し引いた1534円が実質支払額になるというもの。

補償額はそのまま支払われるのではなく、毎月の利用料への割引となる点は要注意。

全損や紛失・盗難に合った場合には特別価格での購入ができますが、損失機の支払いは継続されます。ちなみに、AppleCare+と同時に加入するメリットがあまりないので、ソフトバンクユーザーは「あんしん保証パック(i)」単体で利用したいところ。

キャリアごとの補償サービス選び

一番安く、安心して利用できるのは、やっぱりApple純正サービスである「AppleCare+」になります。

紛失・盗難には対応しないなど、若干の不安が残りますがエクスプレス交換サービスが利用できるのは大きい。これを踏まえてキャリアごとのオススメ補償サービスを見ていきましょう!

◆docomo
ドコモユーザーの場合、iPhoneの補償サービスはどちらを選んでも大きな違いはありません。ドコモの「ケータイ補償サービス for iPhone&iPad」では、AppleCare+の「エクスプレスサービス」と同様のサービスを受けることが可能で、補償対象も幅広く、紛失・盗難にまで対応しています。

コスパの良さとバッテリー・付属品交換なども視野に入れるなら「AppleCare+」。補償対象の幅広さと紛失・盗難を視野に入れるなら「ケータイ補償サービス for iPhone&iPad」を選びましょう!補償期間に制限がないのもポイントです。

◆au
auユーザーの場合、やっぱり悩むポイントは紛失・盗難でも補償されるかどうかというところでしょうか?紛失・盗難を恐れないなら「AppleCare+」一択になりそうです。正直、auのiPhone補償サービスは特殊ですがあまり魅力を感じません。

◆SoftBank
エクスプレス交換サービスが利用できないですが、SoftBankユーザーは、「あんしん保証パック(i)」を選ぶのが良さそうです。SoftBankの補償サービスも少し特殊で、修理費の85~90%が還元されるのは大きい。補償対象も幅広く、修理回数も6か月/1回なので、安心して利用できます。

各社のiPhone補償サービス比較まとめ

iPhoneを使っていくなら、万が一の時に備えて補償サービスには加入しておきたいところ。

最近では、iPhoneを安く修理できるお店が増えてきましたが、くれぐれもそのようなお店では修理しないようにしましょう!

非正規店の場合も多いので、その修理によって補償対象からはずれてしまいます。そうなってしまうと、もうAppleのサポートは受けられなくなるので要注意。

大切なiPhoneが壊れた時の事もしっかりと考えておきましょう!

Source:docomo/au/SoftBank